2月27日にStadttheater Walfischgasseで催されたMaya Hakvoortのソロプログラム”Mayas Musical Life”の初日の模様が、Der Kultur-Channelにて写真や曲目と共に紹介されています。Jeans、Gaudiといったあまり馴染みのない作品から、Les Misérables、Elisabeth、Jekyll & Hydeまで、Mayaさんが出演した数々の舞台から全25曲が歌われたそうです。その中には2010年初演予定の”The First Lady”の曲、”A child of our own”も含まれています。
今回のプログラムは、2005年の”Maya Goes Solo”、2008年の”In My Life”(どちらも大阪でも披露されました)とは異なり、ファンが喜ぶミュージカルナンバー満載、Maya自身も心から歌うことを楽しんでいるのが伝わってくると手放しで賞賛しています。ミュージカル俳優のソロコンサートでは、ミュージカルナンバーが歌われることは少なく、どちらかというとジャズやロック、メタルに走る傾向があるそう。それ自体は決して悪くないことにせよ、ミュージカルファンにとっては面白くないわけで、段々聴衆が離れていき、最初はTheater an der Wienのような大劇場でソリストを務めたような俳優でも、AkzentやMetropol、Cenarioといった小劇場で終わってしまうことがあるようです。しかしMayaさんの20年にわたる経歴を振り返った今回のプログラムの場合、そんな心配は無用だとのことです。
コンサートにはKonservatorium Wien Privatuniversität(2015年11月よりMusik und Kunst Privatuniversität der Stadt Wienに改称、卒業生にはViktor Gernot、Bruno Grassini、Lukas Perman等がいます)の学生達6人が、アンサンブルとして出演したそうです。
“Mayas Musical Life”は3月31日に再びStadttheater Walfischgasseでの公演があります。その他5月14日にGloriatheater、11月21日にドイツのDinslaken(詳細未定)でも公演予定です。
日本にもこのプログラム、是非持ってきていただきたいですね! なお公演写真をもっとご覧になりたい方はこちらをクリックして下さい。
Leave a Reply