先日120万ユーロの損失を出して閉幕したとお伝えしたMarie Antoinetteですが、radiobremenによると、負債額は更に増え、150万ユーロに達したそうです。Marie Antoinette以外にも負債を抱えるTheater Bremenは、330万ユーロの赤字を計上することになり、Bremen市長は劇場側に対し、今後は大作ミュージカルの上演からは手を引くように要求したそうです。
劇評は良く、毎回スタンディングオベーションで讃えられたというものの、当初見込んでいた観客数12万人は実際には9万人にとどまり、全観客数の16%以上は割引チケットでの入場者でした。制作費は当初予定を大幅に超過して580万ユーロに達し、予定になかった音響設備のレンタルに10万ユーロ以上かかった上、衣裳や舞台装置にも見込額を上回る経費がかかりました。
radiobremenでは映像ニュースも配信しています。Bremen版の舞台映像に興味がある方は、リンク先でご覧下さい。
Musical-Live-Premiere bei buten un binnen (3:45)
Maricelによる”Langweilen will ich mich nicht”(退屈なんてしたくない)。テレビ番組からの抜粋です。
Premiere Marie Antoinette (3:23)
初日レポート。前日のプレビューでは舞台装置のトラブルが起こりましたが、初日の公演では問題がなかったことや、40人の出演者、200点の衣裳、300点のかつら、25点の舞台背景が登場する作品であることが紹介されています。恐怖政治や聖母被昇天祭、王妃の処刑場面等、劇中の映像が見られます。
Akustische Mehrkosten bei Musical “Marie Antoinette” (1:02)
音響装置経費の予算超過に関するレポート中に、稽古の様子や制作発表での歌唱映像が流れます。
3-Millionen-Euro-Loch im Theateretat(3:19)
チケット販売で70万、制作費で50万、宣伝費で40万、計160万ユーロの損失が見込まれるとの報道。2分過ぎから仮面舞踏会の場面や初日カーテンコールの映像が入ります。
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