永遠のロミオとジュリエット

ウィーン再演版Tanz der Vampireで、宿屋の娘Sarahと彼女に恋する吸血鬼ハンターの弟子Alfredを演じるMarjan ShakiとLukas Perman。Romeo & Juliaで共演して以来、プライベートでもお似合いのカップルとして有名な二人に、woman.atがインタビューを行っています。weiterをクリックすると、二人の写真とインタビューの続きが現れます。

舞台上で再びカップルを演じるも、Romeo & Juliaと違って、TdVではAlfredのSarahへの恋は報われません。Alfredを愚かな若者と評したインタビュアーに対し、反論するLukas。Alfredは決して愚かではなく、都会から来た育ちのいい愛すべき若者で、田舎にはちょっといないタイプ。Sarahはひなびた村から自分を連れ出してくれるかもしれない彼に心惹かれますが、謎めいた伯爵Krolockの魅力の方が、より強く彼女を捉えてしまうのです。

二人の出会いは2005年のRomeo & Julia以前に行われた、Vereinigte Bühnen Wien(VBW)によるコンサート。Marjanは、Lukasをイケメンだと思ったものの、当時は二人とも別の相手がいたそうです。その後共演が決まったことを、運命と感じたLukas。「彼女はまさに僕の理想のタイプ。黒髪で華奢で、そしてこの眼差し・・・」。

以前同誌のインタビューで、共演者に恋してしまう危険性について尋ねられたMarjanが、「白状すると、相手がとんでもなく酷い容姿だったら、もっと簡単なのに!」と答えたことを聞いて、「それは難しいね」と笑うLukas。特にR&Jのような作品では、感情を常に解放しないといけませんが、他の職業においても、同じように密接な状況で協働することはあるはずです。スピード重視の今日では、人間関係はすぐに解消されてしまいがちです。しかし今この危機の時代こそが、不変性への憧れが復活する時だと語ります。

過去数年間、日本でのElisabethツアー公演やコンサート等、一緒に出演する機会が多いのは、意図してそうしているのかという質問に対しては、Lukasは「少なくとも年単位の契約を別の都市で行うことは避けるようにしている」との返答をしています。Marjanも、地理的に離れてしまうことになる舞台への出演には、あまり魅力を感じてはいなかったものの、思いがけないようないい話があれば、真剣に考慮すると言っています。常にべったりとくっついている関係は、苦痛にもなるものです。どちらかが静けさを必要とした時には、職業的に別の道を行くことが、二人の間の解決策だそうです。

インタビュアーからの最後の質問は、「どうすればロミオとジュリエットのままでいられますか?」。Marjanは、「私達にとっては信頼、尊敬、そしてお互いに忠実であることが重要です」と答えます。離ればなれになることが多い俳優という職業柄、一人でいることが多いとつい誰かに興味を持ってしまうことがあるものですが、そうしたカゲロウのような振る舞いとは二人とも一線を画していることが、今日まで二人の関係が続いている秘訣のようです。

更に詳しいインタビュー記事が、WOMAN誌17号に掲載されているそうです。

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