2009年9月16日の初日まで1ヶ月あまりとなった、Tanz der Vampireのウィーン再演版。Kurier紙にメインキャスト4人のプロモーション写真が掲載されています。
撮影場所はウィーン市内のBlutgasse。直訳すると「血の小路」という名のこの通りは、Stefansdom(シュテファン寺院)の裏にあり、SingerstrasseとDomgasseを結んでいます。DomgasseにはMozarthaus Viennaがあるので、Blutgasseを通ったことがある方もいるでしょう。
Gernot Krannerは1997年の初演版でも、Professor Abronsius(アブロンシウス教授)を演じています。初演時は1時間半もかかったメイクが、今ではわずか25分で済むことに「メイク係が新しいテクニックを見つけたのかな?」と言うGernot。時間短縮の原因は、当時35歳だった彼が、今は47歳になっていることにあるのかもしれません。
Sarah役のMarjan ShakiとAlfred役のLukas Permanは、まだ万物を歯牙にかける時間の力を恐れる必要のない若いカップルを演じます。Lukasが気にしているのは、最愛の人がカリスマ的な魅力を持つヴァンパイア、Graf von Krolockに夢中になってしまうことだけ。Marjan曰く、「私はLukasをカチカチにして片付けちゃうの。でも私は恋人以外とはキスはしないわ。ただ噛みつかれるだけよ」。
Hamburg(ハンブルク)でKrolockを演じたThomas Borchert。ある日、自分のリハーサルがなかった彼は、オーケストラのリハーサルにこっそり潜り込んでいたそうです。すぐに彼を見つけた音楽監督は、チームに彼を紹介しました。そこである女性ヴァイオリン奏者を目にしたThomasは、完全に言葉を失ってしまいました。その女性Rebeccaは、2005年5月5日から、彼にとっての第一ヴァイオリン奏者になりました。つまり二人は結婚したということです(^O^)。
Thomasは、2009年3月14日にスイス・St. Gallenで世界初演を迎えたFrank Wildhornの最新作”Graf von Monte Christo”(モンテ・クリスト伯)でも主演しています。
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