Kim Jun Soo Musical Concert Levay with Friends感想

韓国・ソウルにて2010年10月7日から10日かけて計4回行われた”Kim Jun Soo Musical Concert Levay with Friends”。当初行く予定はありませんでしたが、Uwe Krögerの韓国デビューが段々気になってきてしまい、迷いに迷った挙げ句、急遽駆け込みで10月8日と9日の2公演を見てきました。

会場のオリンピック競技場は、ソウルの繁華街明洞駅から地下鉄4号線で東大門歴史文化公園駅乗り換えで約40分、地下鉄5号線オリンピック公園駅からすぐの場所でした。15,000人収容という体操競技場、アリーナ席にあたるVIP席は発売開始後瞬く間に売り切れたと報道されていましたが、韓国チケット販売サイトInterparkでは、スタンド席には多くの空席が表示されており、現地でも後方の安い席はガラガラでした。私は2日間とも左サイドのスタンド席に座りました。舞台からはやや遠いですが、傾斜がある分前の人の頭は気にならず、舞台両脇の巨大スクリーンに舞台上の様子が次々と映し出されるので、表情も分かって良かったです。観客席前方の舞台中央から観客席に向かって伸びた通路の先には円形舞台があり、その正面のVIP席にはLevay御大の奥様と関係者の姿がありました。

休憩時間なしの3時間近い公演は、MOZART!ハイライト、Levay御大のヒット曲紹介、Elisabethハイライト、Uweのソロ、ジュンスの新曲、アンコールと盛り沢山な内容でした。予想以上にミュージカルに比重が置かれていたのは、ミュージカルファンとしては嬉しいところ。もっともミュージカルに興味のないジュンスファンにとっては、彼が出ない場面は少々退屈だったかもしれません。

MOZART!ハイライトは、主要キャストだけでなくアンサンブルも本公演の衣装をつけての登場で、演技ありダンスありのまさに舞台ハイライト版。初めて聞くジュンスWolfgangの歌声は、山本耕史さんに似ていると思いました。”RENT”をやったらいいかも。通常のミュージカル公演の歓声とは明らかにタイプが違う、ジュンスファンの黄色い歓声には面食らいましたが、その声も場面が進むにつれ、Wolfgangの役と真剣に格闘するジュンスの姿に圧倒されたかのように、アイドルへの嬌声から一人の芸術家に対する心からの賞賛に変わっていった気がしました。東方神起としてのジュンスがどんな人かは知らない私ですが、MOZART!という作品にどれほど彼が入れ込んでいるかは、非常に良く伝わってきました。Levay御大がジュンスとコンサートをしたい、彼のために曲を提供したいと思ったのも、言葉は通じなくてもジュンスの熱意がLevay御大の琴線に触れたからなのでしょう。

私が観た2日間とも10~15分押しで始まった公演のプロローグは、”Was für ein grausames Leben”(残酷な人生)のイントロから始まるオーケストラによるMOZART!メドレー。指揮はタキシード姿のLevay御大。1945年生まれ、御年65歳の御大は、殆ど出ずっぱりで指揮棒を振っておられました。4日間もハードなコンサートをこなして大丈夫なのかと心配になりましたが、舞台上のLevay御大は終始ハイテンションで、コンサートを思いきり楽しんでおられるようでした。韓国版本公演ではオーケストラのテンポに不満を感じましたが、さすが作曲者本人が指揮するだけあって、今回は全く何のストレスも感じずにMOZART!の世界に浸ることが出来ました。序曲が終わると、舞台中央のパネルが左右に分かれ、貴族姿のアンサンブルが登場し、”Mozart! Mozart!”(モーツァルト! モーツァルト!)が始まりました。ラストの合唱”Mozart! Mozart!”が終わった瞬間、舞台中央で花火が炸裂し、セリからWolfgangの赤いコートを着たジュンスがAmadéと共に飛び出しました。”Der rote Rock”(赤いコート)では、高橋由美子さん似のNannerl(パンフレットは韓国語表記のみだったので名前は省略します)とジュンス、Amadéが微笑ましくはしゃいでいました。途中から登場するLeopold役の俳優さんが素晴らしかったです! ”Schließ dein Herz in Eisen ein”(心を鉄に閉じ込めて)には聴き入ってしまいました。ジュンスの”Ich bin ich bin Musik”(僕こそ音楽)は、会場のファンの心を鷲掴み(笑)。

“Wo bleibt Mozart?”(何処だ、モーツァルト!)では、10月7日、8日の2公演でUweがColloredoを演じました。金髪ベッカムヘアのUweが、赤と金のColloredoの衣装で登場した瞬間、「来て良かった!!」と思いました! マントを翻す様はさすがUwe! ウィーンで彼がColloredoを演じていた当時は、たっぷりとしたマントを美しく翻せるのはUweだけで、セカンドやサードキャストはマントなしだったり、ただ羽織っているだけでマントを使った動きをしていなかったことを懐かしく思い出しました。今回のマント、丈がやや短かったのがわずかに惜しかったです! 歌の方は残念ながら高音がもう一つ出ない感がありました。UweのColloredoを久々に生で聴くことが出来た嬉しさの一方で、高音を得意としていたUweの全盛期は過ぎてしまったのだなあと、複雑な思いと一抹の寂しさを覚えた場面になりました。といってもUweの魅力は歌だけではありません! むしろ歌は半分に過ぎず、舞台上で彼が放つオーラや演技の素晴らしさ、観る者の心の奥底にまで忍び込むような視線を体験しないと、Uweの素晴らしさを本当に知ったことにはならないと言えるでしょう。

“Ein bissel fürs Hirn”(チョッピリ・オツムに、チョッピリ・ハートに)では、Schikaneder役の俳優さんがコミカルな演技で観客の熱い支持を得ていました。ジュンス相手に何やらギャグを言って会場を沸かせていましたが、韓国語が分からず残念! ”Gold von den Sternen”(星から降る金)の男爵夫人は、圧巻のパワフルヴォイス。サビでは指揮をするLevay御大の頭上遙か高くまでせり上がり、まるで紅白の小林幸子のようでした(笑)。といっても演歌的な印象は以前ほどではなく、ラストはやや大仰だと感じましたが、全体的には歌の世界に引き込まれました。Uweも彼女を非常に気に入ったようで、トークの際「あなたのファンになりました」と言っていました。”Der Prinz ist fort”(プリンスは出て行った)のNannerl役の女優さんも素晴らしかったです。大型スクリーンに映し出される表情に見入ってしまいました。

“Hier in Wien”(ここはウィーン)では、ワンフレーズ飛んでいました。2日目も誰も歌っていなかった気がするので、元々入ってなかったのでしょうか? あるべきところに歌詞が入っていなかったので、非常に違和感を覚えてしまいました。”Dich kennen heißt dich lieben”(愛していれば分かり合える)でようやくConstanze登場。彼女のメイクと衣装は韓国テイストが強すぎて、個人的にはちょっと受け入れ難いのですが、歌はさすがの歌唱力。男爵夫人、Nannerlもそうですが、安定した力のある女優さんをメインキャストに配役出来る韓国ミュージカル界の層の厚さが羨ましいです。”Irgendwo wird immer getanzt”(ダンスはやめられない)も迫力満点でした。ショッキングピンクのガウン風の衣装には再考の余地有りと思いましたが、韓国的にはOKなのでしょうね(苦笑)。続いてのWolfgangとLeopoldの衝突から”Warum kannst du mich nicht lieben?”(何故愛せないの?)への流れでは、会場全体が固唾をのんで見守る雰囲気に包まれました。

プログラムで”Colloredo-Zitat”と表記されていた”Wie kann es möglich sein?”(神よ、何故許される)では、終始楽譜を片手に持っていたUwe。演出上の小道具だと思うのですが、翌日の韓国版Colloredo氏は持っていなかったので、もしやカンペ!? 最後の早口の下りでは、どうも視線がその楽譜にずっと向いているような気がしました。また一つ一つのフレーズを確かめるように歌っており、テンポもゆっくりめでした。最後の”Muuuuusiiiiiik!”の音を上げる部分は通常より短く、続くラストの音は思いっきり外れて、オーケストラと不協和音を奏でる結果になってしまいました。この歌はUweをキャスティングすることが決まってから、彼のために書かれたと聞いたことがあります。MOZART!初演当時は難なくこなせる音域だったのが、段々辛くなってきたのでしょうか・・・。

次の”Ich bleibe in Wien”(僕はウィーンに残る)では、韓国版Colloredoが両日とも出演していました。ColloredoとWolfgangのやりとりが観客に受けていましたが、これも韓国語で内容は全く分かりませんでした。本来の台詞からアドリブを効かせていたように思えましたが、何と言っていたのか気になります。ラストのGraf Arcoに蹴飛ばされる部分もしっかり入っていました。”Hier in Wien”(ここはウィーン)も”Irgendwo wird immer getanzt”(ダンスはやめられない)も”Wie kann es möglich sein?”(神よ、何故許される)も終わってからこの場面が来たのは、コンサート版ならではの順番でした。

MOZART!ハイライト版、ラストは”Wie wird man seinen Schatten los”(影を逃れて)で、ジュンスの熱唱とアンサンブルの迫力に圧倒されました。

終わったと思った瞬間、休む間もなく韓国版Colloredo氏によるLevay御大の略歴紹介が始まり、続いてLevay御大の似顔絵イラストを多用した略歴及び作品紹介映像が、音楽に乗せて巨大モニターに映し出されました。その後Michael Kunze & Sylvester Levayコンビが作詞・作曲し、1976年のグラミー賞に輝いた”Fly, Robin, Fly”と、同じく両御大の手による”Get Up and Boogie”が、白・緑・赤のセクシーなミニワンピースに着替えた男爵夫人、Nannerl、Constanzeの3人の歌で披露されました。御大は背中に”Kim Jun Soo Musical Concert”と白抜きで文字が入ったベスト姿で、ノリノリで指揮をされておりました。歌の後はこの3人の女優さん達と通訳の女性、Levay御大とのトーク。韓国語部分は分からないので、Levay御大のドイツ語だけで質問を想像する形になりました。Levay御大は韓国のミュージカル俳優やオーケストラがかなりお気に召したようで、「こんな素晴らしい男爵夫人やConstanzeはいない、これまででベスト!」と絶賛していました。このミュージカルコンサートの企画は、2010年1月にMOZART!公演のために来韓し、ジュンスのMOZART!を観て思いついたそうです。MOZART!の話題の後は、Levay御大によるElisabethの作品紹介。Kunze御大と作り上げたことや、Elisabethの繊細さと強さを併せ持ったパーソナリティーや、死への憧憬など、キーポイントを解説していました。トークの最後では、韓国側の女性音楽監督を「彼女がいなければこの企画は上手くいかなかった」と絶賛していた御大でした。韓国語トークは同時通訳されていたようで、韓国語の質問に対してLevay御大がすぐに答えていたのが印象的でした。「カムサハムニダ、サランヘヨ!」と韓国語もちょっと披露したお茶目な御大(笑)。

Elisabethシークエンスの前に、ジュンスがTodを演じることが告げられると、観客が一斉にどよめきました。本公演は2012年だそうですが、その際もジュンスがTodをやるということなのでしょうか? その辺りは韓国語だったので詳細は分かりませんでした。

Elisabethのプロローグでは、うねった波のような形状の手すりのある可動式の跳ね橋が下りてきたのにびっくり! コンサート版でそこまで凝ったことをするとは、思いも寄りませんでした。Luigi Lucheniとしてこのヤスリを模した橋の上に登場したのは、Leopoldを演じていた俳優さん。パパ役とは全然違う役ですが、声は通るしすらっとしているしで、なかなか格好いいLucheniでした。アンサンブルの声が非常にそろっていて、韓国語が分かればきっとはっきり聞き取れるのだろうなと思いました。この場面でのTodは白いスーツ姿のUwe。ヤスリの上から登場する姿は、まさしくTod! Elisabethの名を呼び合いながらのLucheniとの掛け合いは、ただただ圧巻でした!! 音程的にも全く無理をしているようには聞こえず、Uweらしいパワフルヴォイスを聞くことが出来ました。

次の”Wenn ich tanzen will”(私が踊るとき)では、白いスーツ姿のジュンスがTodとして、これまた白いドレスのElisabethと迫力あるデュエットを展開しました。ジュンスのややハスキーな声は、WolfgangよりもむしろTodに合うと思いました。本公演でもTodをやるなら、ちょっと観てみたいかも。Elisabethは男爵夫人かConstanzeだったと思うのですが(すみません、見分けがついてませんでした)、とにかく上手い!! 若いし歌は上手いしで、このくらい出来る人材を日本のElisabethでも観たい!と思いました。

続いての”Ich gehör nur mir”(私だけに)は、ジュンスとデュエットしたElisabethではなく、いつの間にかオケの前に用意されていた、鳥籠を思わせるひし形の枠の中でポーズを取っていた別の女優さんが歌い始めました。こちらも圧巻の歌唱力で、最後の”… nur miiiiiiiir!!”は、ウィーン版オリジナルElisabethのPia Douwesと同じくオクターブ上げの超高音で歌い上げていました。こちらも上手い、上手すぎ! 音程に不安がなく、声が力強いところが、まさにElisabethを歌うに相応しいと思いました。

ジュンスの”Der letzte Tanz”(最後のダンス)は、ため息をつくような歌い方が、Todらしい色気を醸し出していて良かったです。韓国語で歌うサビの”Der letzte Tanz, der letzte Tanz”の部分が「マチマッチュー、マチマッチュー」と聞こえて、笑いそうになってしまいました(苦笑)。本当は何と言っていたのでしょう?

“Die Schatten werden länger”(闇が広がる)は、黒い衣装のUweと白いスーツの長身の韓国人Rudolfとのドイツ語デュエット。Rudolfの役者さんのドイツ語の発音が、非常にドイツ語らしかったのに驚きました。UweのTodにはもう言うべきことはありません。ただただ引き込まれてしまいました! ”Milch”(ミルク)では、韓国パワーに満ちたLucheniとアンサンブルが大迫力の歌を聞かせてくれました。この歌はパワフルさが命なので、これだけのレベルで見せてくれれば、もう言うことはありません。Lucheniの高いシャウトも絶品でした。

この曲が終わってすぐ、聞き慣れない重低音のイントロが耳に入ってきました。何だろうと思っていると、黒いシャツ、黒ズボンに、黒地に銀の模様が入ったロングガウンを身に纏ったUweが、長身で手足の長いセクシーな韓国美女を8名ほど従えて登場しました。美女達と共に客席中央に設けられた円形舞台に移動したUweが歌った曲は、UweがTodとして一大ブレイクした時に出した、全編Kunze & Levayコンビによる作詞・作曲のアルバム”Boulevard der Sehnsucht”に収録されていた”Willkommen im Neonpalast”(ネオンの城へようこそ)。「聞き覚えがある気がしないでもないけれど、新曲だろうか?」と思ったくらい、すっかり忘れていたこの曲、帰宅後に久々に引っ張り出して聞いてみましたが、コンサートの方が断然迫力があって格好良かったです! 一つ一つの動きにUweらしいキレがありました! 歌い終わった後、周りに侍らせていた美女達一人一人にキスをするUweに、会場は大いに沸いておりました(笑)。

続いてのトークタイムでは、Kunze & Levayに作ってもらったこの曲をライブでやるのはアジアで初めてどころか、世界中の何処でもやっていないので、これが世界初演だと明かしていました。韓国で出演させて貰ったことは、大変な名誉であり、大きな喜びですと言うUwe。韓国のオーケストラや俳優は、ワールドクラスの実力があり素晴らしいと大絶賛。韓国語の方は全く分からず、まさに「話半分」しか理解できなかったので、何故Uweがトーク相手の女優さんに向かって突然「ジュンス~~~」と言いながら土下座したのかは不明でしたが、ジュンスのTodに参ったという演出だったのでしょうか?? Tod役のことは、世界初演で一から作り上げた役なので、Todは自分のベイビーだと語っていました。UweもLevay御大と同様、「カムサハムニダ」と「サランヘヨ」は覚えたようです(笑)。

気になるKunze & Levayコンビによる新曲は、プログラムによると”The day I died”というタイトルのようでした。舞台中央に置かれたピアノに向かったLevay御大が自ら鍵盤に指を走らせ、真珠が転がるような美しい高音が印象的でした。冒頭の神秘的な響きは、”Marie Antoinette”の冒頭によく似ていました。他にも”Illusionen”(Illusion-或いは希望-)や”Blind vom Licht der vielen Kerzen”(100万のキャンドル)を思わせるメロディーが所々にありました。

盛大なアンコールの声に応えてジュンスが披露したのは、”Intoxication”。この曲は韓国ではこのコンサートで初披露されたとか。再び黄色い声が飛び交っておりました。周りの韓国人ファンの金切り声があまりにもすさまじく、耳が潰れるかと思ったくらいです(苦笑)。曲の後、ジュンスのトークがありましたが、勿論全く分からず、ひたすら嬌声に耐えておりました(苦笑)。トーク終了後、”Ich bin Musik”(僕こそ音楽)の音楽が流れ出し、ジュンスの歌声にファンの唱和が重なる中、一旦舞台を下りたジュンスとLevay御大が、スタンド席の前にフロア席をぐるっと囲むように設けられた通路を、舞台下手からカートでゆっくりと回り出しました。天井からは紙吹雪とテープが舞い、ジュンスの手から何か赤く平べったい四角いプレートのようなものが客席に向かって次々と投げられました。どうやらグッズ売場でも取り扱っていた特製スカーフだったようです。私の前にも飛んできましたが、丁度手に当たって跳ね返ったところを、近くにいたジュンスファンがさっと拾っていったので、確かめられませんでした。ジュンスとLevay御大が通路を一巡して再び舞台に上がると、他の出演者達も舞台上に勢揃いして、”Gold von den Sternen”(星から降る金)が始まりました。メインキャストがそれぞれワンフレーズずつ歌っていく中、Uweも韓国語でワンフレーズ歌っていました。歓声と拍手の嵐の中、3時間近いコンサートがようやく終わりました。

観客が帰っていく中、舞台中央の大型スクリーンにスタッフがクレジットされると共に、コンサートの稽古風景が映し出されていました。会場内はカメラの持ち込みが禁止だったので、会場の様子は残念ながら撮れませんでしたが、携帯カメラでの撮影には何の注意もされていないようでした。8日はクレーンカメラが入っており、かなり大規模な撮影が行われていたので、DVDが出る可能性は高そうです。もし実現するなら是非完全ライブ版、トークは日本語字幕付きでお願いします!

会場で20,000ウォンで販売していたフォトブック(売場のお姉さんにパンフレットというと、訂正されました)に載っていた情報に、不足分の追加とスペルミスの修正を行った曲目をご紹介します。曲名の日本語訳は、東宝版CDの曲名を使用しました。

MOZART!

Overture(プロローグ)
Mozart! Mozart!(モーツァルト! モーツァルト!)
Der rote Rock(赤いコート)
Ich bin ich bin Musik(僕こそ音楽)
Wo bleibt Mozart?(何処だ、モーツァルト!)
Schließ dein Herz in Eisen ein(心を鉄に閉じ込めて)
Was für ein grausames Leben(残酷な人生)
Ein bissel fürs Hirn(チョッピリ・オツムに、チョッピリ・ハートに)
Gold von den Sternen(星から降る金)
Sauschwanz von Drecken(並みの男じゃない)
Der Prinz ist fort(プリンスは出て行った)
Hier in Wien(ここはウィーン)
Dich kennen heißt dich lieben(愛していれば分かり合える)
Wer ist wer?(誰が誰?)
Irgendwo wird immer getanzt(ダンスはやめられない)
WolfgangとLeopoldの衝突
Warum kannst du mich nicht lieben?(何故愛せないの?)
Colloredo-Zitat(神よ、何故許される)
Ich bleibe in Wien(僕はウィーンに残る)
Wie wird man seinen Schatten los(影を逃れて)

Fly Robin Fly/Get Up and Boogie

Elisabeth

Prologue(プロローグ)
Wenn ich tanzen will(私が踊るとき)
Ich gehör nur mir(私だけに)
Der letzte Tanz(最後のダンス)
Die Schatten werden länger(闇が広がる)
Milch(ミルク)

Willkommen im Neonpalast(ネオンの城へようこそ)

The day I died
Intoxication

Ich bin Musik(僕こそ音楽)
Gold von den Sternen(星から降る金)

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2 Comments

  1. spaさん、なんと!ソウル行かれたのですね。驚きました&素晴らしいレポありがとうございます。spaさんが会場で受けた舞台からのオーラがひしひしと伝わってきました。私もひとつひとつの場面を思い出すことができました。私も自分でチケットをとっていて、周りは日本人全然いなかったので、多目のMCに孤独感、疎外感を味わっていましたが、全然韓国語できないのに、隣の韓国人になぜかTodはJun sooなんだね?っていう質問ができ(今でもなぜわかったか不思議ですが)思い切りうなづかれて、このコンサートだけなのか本公演でもそうなのかは結局わからずじまいでしたが、、その時はもうかまいませんでした。モーツアルトの公演でも思いましたが、韓国俳優陣の歌唱力は非常に高く、体裁よりも実を重んじる韓国文化がこような芸術の部門でも発揮されているのだと心より感服しました。ジュンスの声量の豊かさは、発声方法を鍛えた(か変えた?)という情報もあり、以前よりも更に素晴らしい声を聞かせてもらえました。DVDは発売されるらしいです。8日の公演の撮影分ですね。みていないので違いがわかるので嬉しいです。MCはほとんどわかりませんでしたので、なぜ観客があんなに受けていたのか、盛り上がっていたのかを是非知りたかったですが、spaさんのドイツ語からの訳で知ることができ、嬉しいです。なるほどやはりべた褒めだったのですね。あのノリノリだったLevay氏をみるとやはり御大も感銘を受けたのでしょうね。Photo book(!)のジュンスを見つめるLevay氏の表情に大きな愛を感じます。(笑)(しかし韓国語だとルベイとなって発音が違いますね)これからも楽しみです。千秋楽とはいえ、スペシャルなことはないように思いました。逆にUweがコロレド役を演じていなかったように思いましたが、私が勝手に韓国俳優を見間違えていたか、思いこみ間違いしていたかのどちらかなのかもしれません。それだけUweが溶け込んでいたということかも…Letzte Tanzのサビは私にも「マチェマチュヨ♪マチェマチュヨ」って聞こえてあぁ韓国語ではこうなるのかってネタ帳にメモメモしてました。ちょっとかわいい♪感じでしたよね。(初披露だとおもうので、貴重でした)3時間のコンサートは韓国に行っただけのことはあると思わせてくれた夢のような時間でした。日本で聞けたら本当に幸せなことですね。観客のアンコールの連呼も「エンコレ♪エンコレ♪」って聞こえて、おぉ!こんなところも違うのねって変に感心しました。長すぎコメント失礼しましたm(_ _)m

  2. シフォンさん、熱いコメントありがとうございました! いつまでも語りたくなるほど濃い内容のコンサートでしたよね。改めて行って良かったと思っております。迷っていた私の背中を押してくれた友人に感謝しています。シフォンさんが行かれると仰っていたのを羨ましく思ったことも、ソウル行きの原動力になったので、この場を借りてお礼を申し上げます。

    Levay御大の曲は本当にどれも難しいので、元々歌を本業にしているジュンスでも、畑違いのミュージカルということもあって、相当練習を積んだだろうなと思いました。声量ありましたねえ! 私が本公演で観たWolfgang役の方は、歌は上手だったものの演技がもう一つで、何処かウィーン版CDをそのままなぞっている印象を受けましたが、ジュンスは特に後半の気持ちの入り方が凄かったです。作品の映像化には殆どゴーサインを出さないKunze & Levay御大が収録許可を出したのもうなずけます。

    UweがColloredoを演じたのは7日と8日の公演だけでした。私もマイ2日目の9日公演は、韓国Colloredo氏でしたよ。

    「ルベイ」や「エンコレ」、私も気になっていました! 特にルベイの方は、司会の方が本当に「ルベイ」と発音するまでは、翻訳ソフトの問題かと思っておりました(苦笑)。「エンコレ」はスピード早かったですよね。日本なら「アンコール」の後に一拍おいてまた「アンコール」と言いますが、ソウルでは「エンコレ、エンコレ、エンコレ!」と矢継ぎ早なのは、お国柄の違いかなと思ったり。

    DVD発売情報が分かったら、是非教えて下さいませ! コンサートのラストに流れていた稽古風景も、特典映像として収録して欲しいなあと思う次第です。

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