Rudolf、Wien版演出で日本再演?

ドイツのミュージカル雑誌musicals(Dezember 2010/Januar 2011、Heft 146)に掲載されているFrank WildhornとLinda Eder(Jekyll & Hydeの世界初演版オリジナルLucyでWildhornの元妻)のインタビュー記事に、「”Rudolf”がWien(ウィーン)で”Elisabeth”のような大成功を収めなかったことに失望していますか?」という質問がありました。それに対してWildhornは次のように答えています。「”Rudolf”は4年前にBudapest(ブダペスト)で上演されました。その後私達はここでWienで素晴らしい1年を過ごしました。それから日本と韓国です。私達は4年間に4つの大きな国際的プロダクションを経験し、多くの人々がこのミュージカルを異なる言語と様々な場所で体験することが出来ました。これは本当に素晴らしいことです! 日本人はこのWienの歴史に大変夢中になり、”Rudolf”は今述べたように既に日本で上演されたにもかかわらず、今度はこの舞台のWien版が日本に行くことになっています。監督は再びDavid Leveauxが務めます」。

ドイツ語のニュアンスからは、引っ越し公演ではなく、Wien版演出での上演が日本で予定されているように読めました。Frank Wildhornの公式サイトには、今のところRudolfの日本再演に関するニュースは掲載されていません。

Wildhornは平行して様々なプロダクションを走らせています。米国では新作の”Wonderland”、”Bonnie & Clyde”が幕を開けました。2011年には”Havana”の初演も控えています。また”Jekyll & Hyde”のBroadway(ブロードウェイ)再演(2010年9月30日~11月28日、2010年12月29日~2011年2月5日、Westchester Broadway Theatre)についても言及していました。欧州でもまだ具体的ではないものの、話に上がっているプランがあるそうです。韓国では2011年2月1日から”Tears of Heaven”がThe National Theatre of Koreaで上演予定と載っていました。

なおこのインタビューは2010年10月4日にWien・Raimund Theaterで行われたコンサート”Frank Wildhorn & Friends”の直後に行われたものです。現時点で変更等が生じている可能性がありますので、ご注意下さい。

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