“Elisabeth”、”MOZART!”、”Rebecca”、”Marie Antoinette”の作曲者Sylvester Levay(シルヴェスター・リーヴァイ)の名を冠した”Sylvester Levay International Musical Singing Competition”(Sylvester Levay国際ミュージカル歌唱コンクール)の準決勝(2011年6月29~30日)及び決勝(7月1日)がセルビアのSuboticaで開催され、日本から出場した平田愛咲(ひらたあずさ)さんが優勝しました。また同じく日本から出場した小野田龍之介さんも入賞しています。7月4日には、ファイナリストによるガラコンサートがハンガリー・Budapest(ブダペスト)のBudapest Operetta Theatreで催されました。
コンクール公式サイトによると、参加国の地元審査員による予備審査を経て、Graz(グラーツ)から6名、München(ミュンヘン)から7名、Bucharest(ブカレスト)から3名、Szabadka(Subotica)から4名、Budapest(ブダペスト)から17名、東京及びソウルから4名が準決勝に進んだそうです。300名の応募者の中から約50名が準決勝に進んだとも書かれているので、少々数が合いませんが、平田愛咲さんのブログによると、46名中16名が決勝に進んだそうです。小野田龍之介さんのブログにも出場レポートが載っています。平田愛咲さんの優勝情報をお寄せ下さったJUNSKYさん、ありがとうございました。
公式サイトには受賞者情報は現時点ではまだ掲載されていませんが、musicalinfo.at及びmusicalinfo.huでは次のように発表されていました。
各部門優勝者及び総合優勝者
キャラクター部門:Kerényi Miklós Máté(ハンガリー)
女性ソロ部門:Baranyai Annamária(ハンガリー)
男性ソロ部門:Zádori Szilárd(ハンガリー)
総合優勝:Azusa Hirata(平田愛咲)
Silvester Levay特別賞:賞金1000 EUR、Florin Budnarut(ルーマニア)、賞金500 EUR、Milena Morave(セルビア・ベオグラード)及びRyunosuke Onoda(小野田龍之介、日本)
審査員はElisabeth女優のMaya Hakvoort及びJanza Kata、Wolfgang Jansen (演劇学者、芸術プロデューサー)、 Lőrinczy György(コンサートエージェント)及びKornelije Kovač(作曲家)。
生憎ハンガリーのサイトにしか情報がなく、マジャール語の記事を自動翻訳にかけてみましたがなかなか手強いです。決勝会場には900人の観客が入ったことくらいは分かりましたが(苦笑)。
こちらにはトロフィーのボックスを持つ受賞者の方々の写真が掲載されています。
決勝より、平田愛咲さんとZádori SzilárdによるMOZART!のデュエット「愛していれば分かり合える」(”Dich kennen heisst dich lieben”)の映像。”Rebecca”からMaxim de Winterのソロを歌ったFlorin Budnarutは、ルーマニアのBucharestでこの役を演じたそうです。
同じく決勝で「愛していれば分かり合える」を披露したペア。歌よりも身長のバランスが気になりました・・・。
入賞者によるコーラス「闇が広がる」(”Die Schatten werden länger”)。コーラスの中でも小野田龍之介さんの歌声は一際輝いています。
2011年1月16日付けの記事でこのコンクールを紹介した時は、日本人が優勝するとまでは思っていなかったので驚くと共に、日本のミュージカル界で活躍する若手俳優が、国際的な場で評価されたことを大変嬉しく思っています。第2回Sylvester Levay国際ミュージカル歌唱コンクールは2014年に開催予定です。3年後にも嬉しいニュースが飛び込んでくることを、今から期待しています!
こちらの情報を当方のブログに引用させていただきました。
http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-2025.html
ありがとうございました。