MarjanとLukas 新譜発売と将来を語る

“Romeo und Julia”、”Tanz der Vampire”で共演し、2007年の”Elisabeth”来日公演にも参加したMarjan ShakiとLukas Perman。先頃”Marjan & Lukas”の名でデュオを結成した二人のデビューアルバム”Luft und Liebe”(空気と愛)は、2012年3月16日の発売が決まりました。オーストリアの新聞Kurierが、”Shaki & Perman: Plattenvertrag statt Ehevertrag“(Shaki & Perman: 結婚契約の代わりにアルバム契約)と題した記事で二人の近況を伝えています。Santa Monica(サンタ・モニカ)の海岸を幸せそうに歩く二人の姿等、写真も掲載されています。

2012年1月にBeverly Hills(ビバリーヒルズ)で行われたチャリティーガラに参加したMarjanとLukas。2010年1月に起こったハイチ大地震の復興支援活動に精力を傾けている二人は、俳優・映画監督でマドンナの元夫として知られるSean Penn(ショーン・ペン)が設立した支援団体J/P HRO Haitian Relief Organizationの協力を得て、実際に現地でのボランティア活動も行ってきました。今回のパーティーでは二人はそのSean Pennの隣のテーブルに着き、画面の向こうでしか会ったことのないGeorge Clooney(ジョージ・クルーニー)に知り合いのように挨拶しそうになる等、夢のような体験をしたそうです。

Los Angeles(ロサンゼルス)滞在は、MarjanとLukasにとって初めての体験ではありませんでした。2011年夏に二人はこの地で8週間過ごし、最初のCD録音を行いました。アルバムは、最近のポップスからCeline Dion(セリーヌ・ディオン)風のバラードまで含んだ内容となっています。「これまで私達はミュージカルに注力していましたが、今はスタジオでのキャリア形成に全力を注ぎたいと考えています」と語るLukas。二人はこれまで7年間共にミュージカルの舞台に立ってきましたが、これからはより一層一緒にいる姿が見られることになります。「私達は非常に良く一緒に仕事をしてきましたが、時々タイムを取ってきました。そういうときは私は一人でスキーに行き、MarjanはHamburg(ハンブルク)の家族の元に飛びました」。

2005年に”Romeo und Julia”で知り合い、恋に落ちた二人は、仕事以外でも新たなスタートを切る予定です。「既に結婚を申し込まれました」と明かし、手にはめた銀の指輪を誇らしげに見せるMarjan。「私の30歳の誕生日の前日に、Lukasは私が30代になる前に申し込まれた方が気分がいいだろうと考えたそうです」。その後1年半が過ぎ、「私の父は研究の結果、Lukasは1年の猶予期間を経て最早逃げられないだろうと結論づけました」と冗談を言うMarjan。冗談は今年事実になりそうです。「式は形式張らない予定です。恐らくアジアの何処かの海岸で、結婚立会人のみで」。その後Wien(ウィーン)でパーティーを行う予定です。しかし二人は急いではいません。「結婚契約よりもアルバム契約の方が拘束力があります。私達は対外的には一つの顔です。結婚は装飾的な添え物に過ぎません」と言うMarjanです。

MarjanとLukasが活動の軸足をアルバム制作に移すことは、ミュージカルファンとしては残念ですが、二人が公私ともに末永く幸せに活動出来ることを願っています。

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