2012年7月ドイツの旅、Tecklenburg(テクレンブルク)の野外演劇祭Freilichtspiele Tecklenburgで”Marie Antoinette”を3回観劇しました。劇場公式サイトに舞台写真集とパノラマ写真集が掲載されているので、観劇記と合わせてご覧下さい。但し写真も記事もネタバレ満載なので、これからご覧になる方はご注意下さい(現在はリンク切れ)!
野外劇場は昔の城塞跡。急な坂道を上っていきます。
観客席への入口。帰りは別ルートから帰ることになります。
今年はなかなか夏らしい日が来ないという話。旅の当初、ドイツ南部は青空の日が多く、まだ暖かかったですが、北上するにつれ曇天が広がり、日中の気温が20度を下回る日々が続きました。Tecklenburgでは3回とも雨に見舞われました。うち1回は3時間の公演中に2回スコールのような雨が降りました。開演前は青空でも、急にざっと降ってくることがあるので、油断できません。客席には屋根がありますが、かなりの雨でも舞台はそのまま進行します。休憩時間中に床にたまった雨水をスタッフが掃き出すほど降った時もありましたが、どの回も終演時には天気は回復していました。
作品によって多少のアレンジはあるものの、舞台装置は基本的に毎年ほぼ同じです。
円筒形の構造物は回転します。内部にはギロチンと牢屋のセットが背中合わせに作られています。
2幕開始前の牢屋のセット。ギロチンの刃の角度にご注目下さい。
観客席と舞台の間には堀があり、この間をキャストが行き来することもあります。観客席最前列、よく見るとMAのコスプレ姿の一団が! Margrid(マルグリット)、Cagliostro(カリオストロ)、Fersen(フェルセン)、Louis XVI.(ルイ16世)、Rohan(ローアン大司教)の衣装はそっくり! ドレス姿の女性3名のうちの一人は恐らく王妃のようでしたが、ちょっと似てなかったです。平均年齢はやや高め。帰り際にFersenのコスプレ姿の男性に「凄いですね」と声をかけたら、「本当はあそこに立ちたかったんだけどね」と舞台を指していました(笑)。この話をBremen(ブレーメン)版を観に行った友人達にしたところ、彼女達もコスプレ集団を見たそう! 同じ人達だったのかもしれません(笑)。
指揮者は堀に通じるこの出入り口から登場します。
指揮台。オーケストラは舞台の下にいます。
終演後、観客は舞台を通って円筒形のセットと建物の間から外に出るよう誘導されます。
スミレの花束がひっそりと開演を待っています。
Part 2に続きます。
spaさま
ご無沙汰しています。ドイツ語に全く自信がないのでネタバレ大歓迎です(笑)。いよいよ私も出発です。明日、荷造りをしようと思っています。spaさんのおかげでついにここまでこぎつけたなーと感慨にふけっています(早すぎ?)。私の携帯では残念ながら現地レポートはできないので、帰ったら感想をお伝えしたいと思います。
エムさん、いよいよ現地入りが近づいてきたのですね。レポート、長引いてしまってなかなかアップ出来ずすみません。不足分は是非現地で補ってきて下さい。まずは晴れることを願っています。防寒対策もお忘れなく! 楽しんで来て下さい&感想お待ちしております。
はじめまして。
7月末から8月初旬にかけて、スイス&ドイツを旅行して来ました。こちらのブログをこっそり拝見して、ドイツでは3つのミュージカルを観ることが出来ました。
ありがとうございます!少し報告させて下さい。
実は今年は予定外に帝劇でマテトートにはまってしまい、頭の中がエリザベートやミュージカルだらけでしたので、ドイツミュージカルの情報をネットで探して、ここに辿り着きました。
(私は、5年ぐらい前に夫の都合でドイツにいた時にエリザベートを観たことがあります)
まずこの記事と同じ野外劇場のMAを見たくなり、どうせならと日本版を見たことがあるベルリンのTDVも日本からネットで取り寄せました(夫がやってくれました)。
そして、当日券でRebeccaも観てしまいました。
スイスの方から回ったので、見た順番はRebecca,TDV,MAです。日・火・木曜日に観ました。
長距離でしたがレンタカーを借りて車で移動しました。
Rebeccaを観たのは、日曜日でしたが、夜の部の当日券を買えました。15列目の真ん中よりで観やすかったです。
Femkeさんが迫力ありました。そして、最後の火の演出にはびっくりしました!
TVDは、5列目でキャストのみなさんが良く見えましたが、Thomasさんってとっても大きな人ですね~ヴァンパイアってこれだ!って思いました。歌も大迫力でした。
そして、MAは、内容をよくわからずに行ったのですが、Margrid役のSabrinaさんの歌にやられました!野外劇場って初めて観たのですが、雰囲気があって良いですね!
席は1列目の端、ギロチンとかがある方です。天気が心配でしたが、どうにか雨が降らずに観る事が出来ました。
簡単に感想を書きましたが、本当に本場の役者さんたちの迫力、そしてオケの上手さに、感動しました!本当に行って良かったです!!
ありがとうございました!また機会があったらドイツでミュージカルを観たいと思います。
juliさん、初めまして。このブログが素敵なミュージカル体験のお手伝いを出来たようで、とても嬉しいです。juliさんの感動と興奮が伝わる感想、ありがとうございました! juliさんがご覧になった3作品が一度に見られるのは今夏限りなので、マテトートに早いうちにはまって良かったですね(笑)。10月のウィーン版来日公演も楽しみですね。ドイツでご覧になった"Elisabeth"はツアー公演版でしょうか。
レンタカーでのミュージカル巡り、羨ましいです。いつか欧州でも運転できるようにマニュアルで免許を取りましたが、卒検以来オートマしか乗っていない&ペーパードライバーなので、夢にはなかなか手が届きそうにありません(苦笑)。
"Rebecca"の炎の演出は凄い迫力でしたね。Mayaさんが出たSt. Gallenのプロダクションの演出も迫力がありましたが、やはり本物の炎の前には息をのんでしまいます。TDVは何度見ても楽しめる、完成度の高い作品だと思います。ダンスも歌もハイレベル、今思い出すだけでもわくわくします。MAは今観劇記を書いているところですが、所々記憶が怪しいところもあるので、ご指摘よろしくお願いします! ドイツでは夏は野外劇場での観劇が大人気です。TecklenburgやBad Hersfeldのような遺跡を利用した雰囲気のある野外劇場もあれば、城の中庭や街中の広場に仮設舞台と観客席を設ける夏祭り的なところもあります。次の機会にまた是非体験して見て下さい。
spaさん、お返事ありがとうございます!
Elisabethは、ツアー公演ではなくStuttgartのApollo Theaterで観ました。
3回ぐらい観に行って、千秋楽にも行きました。千秋楽に行ったら、Piaさんの看板があったので、びっくりした思い出があります。
マテトートは、ウィーン版のDVDで観ていたので日本語バージョンでははまらないだろうと思っていたのですが(笑)10月のウィーン版を含めて、たくさん観てしまいそうです。
それから、Tecklenburgの駐車場は劇場の裏側の方に続いていました。でも、帰りについみんなが行く方向へ(舞台の上を通って)行ってしまって、かわいい木組みの家の間を通ったのはいいのですが、迷子になりそうになりました(汗)
なんとか劇場まで戻って、もう閉めるよってところをお願いして反対の舞台裏を通って駐車場に戻ることが出来ました。
レンタカーでの移動は、便利なこともありますが、失敗もありました(笑)
今回の旅行で、ドイツ語ミュージカルの楽しみをたくさん味わいましたので、またぜひ行きたいです。ドイツに住んでいた時に、Elisabethしか観なかったことが悔やまれます。今後もブログを拝見させて頂きますね。
juliさん、MA観劇記に時間がかかってお返事が遅くなってすみませんでした。
"Elisabeth"はStuttgartでご覧になったのですね。私は結局Stuttgart版は見る機会がなかったですが、EssenでUweとPiaのコンビを見ました。たまたま公演後に出演者が寄付を募っていて、衣装のままロビーに出てきた二人にお願いして、写真撮らせて貰った思い出があります。
Tecklenburgの劇場、確かに帰り道はちょっと迷いそうになります。駐車場やユースホステルに近い道は関係者が出入りするので、上演前後は一般客は通行できないんですよね。劇場にまだ人が残っていて良かったですね!
レンタカーを使いこなせば、電車では回りにくいルートも組めて良いですね。たとえばTecklenburgとFuldaは電車ではかなり大回りになりますが、車なら近いです(と言っても3時間半くらいかかるようですが)。次のドイツ観劇旅行計画が決まったら、是非聞かせて下さい!