2012年11月23日、Wien(ウィーン)のショッピングモールDonauzentrumで行われたWien版”Elisabeth”キャストによるサイン会、たまたま現地に滞在していたので、足を運んでみました。登場したのはAnnemieke van Dam(Elisabeth)、Mark Seibert(Der Tod)、Kurosch Abbasi(Luigi Lucheni)、Franziskus Hartenstein(Kaiser Franz-Joseph)、Anton Zetterholm(Kronprinz Rudolf)、Daniela Ziegler(Erzherzogin Sophie)の6名。サイン会といえば1~3名程度ということが多いように思いますが、メインキャストが6名も来るとは何という豪華さ!
会場のDonauzentrumは地下鉄U1のKagran駅からすぐ。Wienは何度も訪れていますが、ここに来るのは初めてでした。
クリスマスの飾り付けが始まっていました。
サイン会の告知ポスター。
サイン会会場はイベントスペースに設けられていました。
テーブルにはネームプレートと水が用意されています。
丁度”Elisabeth”のライブ盤2枚組CDが発売されたところで、このサイン会も販促活動の一環でした。サイン会が始まる前に上階のSATURNでCDを購入(17.99 EUR)。サイン会会場でも販売していました。
サイン会は15時開始とのことでしたが、予定時刻を15分ほど過ぎてようやく主催者の挨拶があり、続いてキャスト6名が登場しました。遅れた理由の説明はなく、何事もなかったかのようにゆるゆると始まったのが如何にもWienらしかったです。席順は向かって左からKurosch Abbasi、Daniela Ziegler、Franziskus Hartenstein、Annemieke van Dam、Mark Seibert、Anton Zetterholm。皆カジュアルな服装で、黒のパンツのDaniela以外は全員ジーンズ。特にチェックのシャツを着たFranziskusは、実年齢が23歳ということもあり、大学生にしか見えませんでした!
平日昼間だからか、はたまた日本より遙かに人口が少ないオーストリアだからか、行列は思ったほど長くはなく、出演者もサイン待ちの人々もマイペース。出演者の前にはそれぞれの舞台写真のポストカードが山積みにされていました。参加者が持って来たプログラムや写真、CDへのサインもOKで、枚数制限もなし。写真撮影もOKで、中には一眼レフ持参で、隣同士に座っていたAnnemiekeとMarkや、MarkとAntonにツーショットを頼んでいる人もいました。出演者が6人もいると、サイン待ちの流れがあちこちで滞留するので、手持ち無沙汰になった出演者同士が仲良く言葉を交わしている場面も見受けられました。バックに流れているライブCDの音楽に、自然と身体が乗っている出演者達。”Milch”がかかっている時のAntonは、声には出していないものの、表情や仕草から頭の中でまさに曲に合わせて歌っているのが分かりました(笑)。
CDにサインを貰った後、少し離れたところから出演者達の素顔を明るい場所で(ここがポイント!)見ることが出来る貴重な機会をしばらく堪能していたのですが、行列が大分短くなってきたので、先ほどは後ろのグループに先を越されたため、サインを貰い損ねてしまったKurosch目当てにもう一度並びました。Kuroschと話をするのは初めてだったのですが、「昨日最前列で見ました」と言うと、「知ってるよ」とにこやかに返されてびっくり! カーテンコールの時に目が合ったような気がしていましたが、覚えられていたとは思っていませんでした。前方席に座るときは気をつけないといけません(苦笑)。CDへのサインをお願いしたところ、「カードもいりますか?」とささっとサインして渡してくれるサービスぶりで、とても親切で良い感じ。好感度がぐぐっと上がりました(笑)。他のキャストには今度はプログラムのキャスト紹介ページにサインをお願いしたところ、最後のAntonがKuroschのサインが抜けているのを見て、「あれ、ここサインないじゃない」と隣のMark達に「Kuroschに回して」とささっとパンフを渡してくれました。勿論Antonの好感度もぐぐぐっとアップ(笑)。短い時間でしたが、チーム”Elisabeth”の面々の気取らない姿を間近で見ることが出来たイベントでした。最後はメディア向けに全員揃っての集合写真撮影、その後サイン会の場所でCD販売をしていたスタッフ達とも集合写真を撮っていました。
日本のサイン会といえば、グッズやCDを購入しないと参加出来ないことが多いので、既にファンになっている人達向けの特典イベントというイメージがあります。今回のサイン会はショッピングモールという誰でも参加出来る場所にメインキャストを登場させ、並べば無条件にサインが貰える形式だったので、新規に一般の顧客を開拓しようというVereinigte Bühnen Wien(VBW、ウィーン劇場協会)の意気込みが伝わってきました。買い物袋を下げた年配のお客さんや、ベビーカーと並んでいるお母さん等、日本ではなかなか見られない光景を見て、ミュージカルファンの裾野を広げるために、日本の劇場や興行会社ももっと出来ることがあるのではと思いました。
サイン会のレポート、またまたうらやましく拝読しました。
日本のサイン会とはかなり雰囲気が違うようですね。
以前、Mitsukoのコンサートバージョンの時に
MateとLukasのサイン会でお二人にサインをもらいましたが、
その際は写真や握手はダメと並んでいる間に
何度も釘を刺されました。
少しだけお話はできましたが。
こんなサイン会に一度行ってみたいものです。
BerlinのTanz der Vampireの情報をいただいて、
ぜひとも観たいと思ったので、8月に行くことにしました。
千秋楽の時期には行けないので、少し前ですが、
もうチケットを取りました!
このミュージカルは日本でもヴァンパイアが
観客席に降りてきたり、最後に一緒に踊ったりと
とても楽しいですし、見せ場や聞かせどころが
満載なので、ドイツ語で一度は観てみたいと
ずっと思ってました。
spaさんの情報で、この機会を逃すわけにはいかない!と
思い、航空券も取らないうちにミュージカルのチケットを
取ってしまいました(笑)
今からとても楽しみです。
Märzさん、実は海外でのサイン会は初めてでした。"MOZART!"が上演されていた頃に、Wienの友人がサイン会で撮った写真を見せて貰ったことがあり、一度行ってみたいと思っていたのですが、ようやく今回日程が合いました。ちなみに"MOZART!"サイン会にはUwe KrögerとYngve Gasoy-Romdalが来ていました。
UweとPiaのコンサートでも終演後にサイン会があり、こちらもとても自由な雰囲気でした。日本のサイン会は、如何に短時間で多くの参加者にサインを配布するかが勝負という印象がありますが、UweとPiaはコンサート終了後にもかかわらず、希望者全員に時間をかけてサインをしていました。
Märzさんはドイツ語で"Tanz der Vampire"をご覧になったことがなかったのですね。CD等でドイツ語バージョンはご存じだとは思いますが、目の前で繰り広げられる迫力の舞台は、一見の価値があります! 歴史ある劇場の雰囲気も欧州ならでは。もし日程や時間が合えば、バックステージツアーもお薦めです。夏のBerlinも是非楽しんで来て下さい。Spree川遊覧もいいですよ!
"Tanz der Vampire"のCDは伯爵がSteve Bartonのと、Thomas Borchert(Lukasたちが出ている新しい版)の2種類を持っています。断片的にはYou Tubeで観たことはあるのですが。ですので、spaさんの情報をいただいた途端に、
「これは絶対観に行かなくちゃ」と思った次第です。
予約したサイトでは8月分のバックステージツアーは
見あたらなかったような気がしますが、これも先にチケットが
取れるのでしょうか?
Berlinには3日ぐらいの滞在になりそうですが、
現地に行ってからでも取ることができるのでしょうか?
今回はヨーロッパが初めての友人を連れて行くので、
ミュージカルツアーというわけにはいきませんが、
この"Tanz der Vampire"は友人も楽しみにしています。
またドイツ語ミュージカルにはまる人が増えるかも?
最後にこれを鑑賞して帰国という日程になると思います。
涼しくて夜が長いドイツの夏が今から楽しみです。
Märzさん、"Tanz der Vampire"のCD、Märzさんがお持ちの2種類、私のコレクションにも勿論入っています。Thomas伯爵バージョンは、10周年記念コンサートCDで既に出ていたので、個人的にはDrew Sarich版を作って欲しかったです。
"Tanz der Vampire"のバックステージツアーは公式サイトから予約可能です。2013年8月は11回あり、毎週水曜17:00、木曜及び金曜は18:00スタートで約1時間、参加費18.25 EURです。空きがあれば現地でチケットを買うことも出来るかもしれませんが(確認していないので不明です)、少人数制で定員が決まっているので、確実に行きたいのであれば予約がベターです。
http://www.stage-entertainment.de/musicals-shows/tanz-der-vampire-berlin/ticketshop.html?url=http://www.ticketonline.de/tickets.html?affiliate=M10&fun=erdetail&doc=erdetaila&sort_by=&sort_direction=&erid=669127&calendarOverview=view
私もTDV初観劇の際はドイツ語が分からない友人と一緒でしたが、大体話は分かったようでした。もっともユダヤ人ギャグは後で解説しましたが(笑)。ポランスキーの原作映画で予習してもらうのもいいかもしれません。
ところで去年8月後半にベルリンに行った友人達は、突然の猛暑で大変な目にあったそうです。ドイツの夏は年によって気温の振れ幅が大きいので、暑さと寒さの両方に対応できるようにして下さいね。
spaさん、情報をありがとうございました。
早速、バックステージツアーを申し込みました。
ちょうど観劇の日にツアーがあったのでよかったです。
チケットと一緒に申し込んだら、送料をまとめられたのかも
知れませんが、その時にはバックステージツアーに気づきませんでした。
帰国前日に好きなミュージカルをバックステージツアーも
含めて経験できるのが楽しみです。
友達の通訳にならないといけないので、
ドイツ語の勉強を改めて始める必要がありそうですが。
取り急ぎ、お礼まで。
Märzさん、バックステージツアーに行けることになって良かったですね! 通常は公演チケットと一緒に申し込めるはずで、私が公演チケットをオンライン購入したときは、「一緒にバックステージは如何ですか?」と案内が出たように思います(ちょっと定かではありませんが)。ただ夏休み割引のような特別リンクから公演チケットを購入したときは、システム的に別演目を同時に注文することが出来ず、送料が別々になってしまったことがありました。
ツアーは1時間となっていますが、日本ほど時間にきっちりしていないので、長めにかかると思っていた方が安心です。ツアー終了後、チケットを持っている人はそのままロビーに残ることが出来ます。外にも出られますが、あまり遠くに行く時間はないと思います。日本の劇場のように、自分で持ち込んだものをロビーで飲食する習慣はあまりないので、食事はツアー前に済ませておくか、帰ってから食べられるようにホテルに何か用意しておくのがいいと思います。
ご友人共々楽しい観劇になることを願っています!