2013年7~8月の旅、オーストリア・Bad Ischl(バート・イシュル)街歩き編です。”Elisabeth”ファンとしては大変遅まきながら、ようやくElisabethとFranz-Josephの出会いの地を訪れることが出来ました。
Bad Ischlの名にふさわしく、駅のすぐ近くに温泉保養施設EurothermenResortがあります。
かつてSalzkammergutで最も古いホテルだったHotel zur Post。Elisabethの娘Marie ValerieとFranz Salvator von Toskanaが結婚した際の晩餐会が催された由緒ある建物は、現在では住居やオフィス、飲食店、医療施設等として利用されています。
St. Nikolaus(聖ニコラウス教会)。
Anton Bruckner(アントン・ブルックナー)がこの教会のオルガンを演奏したことを記念する銘板がありました。
Brucknerが演奏したオルガン。
Landhotel Hubertushof。真っ赤な外壁が青空に映えています。
このホテルのすぐ隣にKaiservillaへの入口があります。
Kaiservillaの館内は見学ツアーへの参加が必須です。所要時間45分。
緩やかな坂道を上っていきます。
Kaiservilla到着。
ツアー開始時間までしばらく待ちました。ロビーでは無料WiFiサービスが提供されていました。
館内は撮影禁止です。ロビーの壁一面にぎっしりと角が飾られていました。Franz-Josephは狩猟を大変好んだそうで、生涯に5万頭も仕留めたとか! 当時としては普通の数だったとの説明でしたが、ちょっと想像が付きません。皇帝の2000頭目の獲物だという鹿の剥製もありました。現在Kaiservillaを所有しているのは、Franz-JosephとElisabethの娘Marie Valerieの子孫に当たる方で、館の半分はプライベートゾーンとして非公開だそうです。Kaiservillaは元々ハプスブルク家の私有財産であったことと、オーストリア=ハンガリー二重帝国が1918年に崩壊した際、Marie Valerieとその夫のFranz Salvatorが王位継承権を放棄したため、没収されることなく今日に至っています。
皇帝が子供や孫達との時間を好んで過ごした大理石造りの離れは、現在では写真美術館となっています。
Photomuseum(写真美術館)。
写真美術館の前にはこんな景色が広がっていました。
再びKaiservillaへ。
行きに見た看板、帰りはこう見えます(笑)。
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