Delhi滞在記(2013年12月)

ちょっと遅れましたがFrohe Weihnachten! しばらくご無沙汰している間に、インドに行ってきました。Delhi(デリー)のみの滞在で時間も限られていましたが、駆け足で初めてのインドを体験してきました。

India Gate(インド門)。第一次世界大戦で戦死した英領インド帝国の兵士の慰霊碑で、デザインはParis(パリ)の凱旋門を元にしているそうです。道理で似ていると思いました。

Humayun’s Tomb(フマユーン廟)はムガル帝国の第2代皇帝フマユーンの霊廟で、世界遺産に指定されています。建築様式がTaj Mahal(タージ・マハル)に似ています。

白い石棺は仮の墓で、実際にフマユーンが埋葬されているのはこの真下に当たる場所だそうです。

Old Delhi(オールド・デリー)にあるJama Masjid(ジャマー・マスジッド)はイスラム教のモスクなので、入場の際には靴を脱がなければなりません。また女性は肌を隠すためのガウンを着せられます。カメラ持ち込みには300ルピーがかかります。

使用されている石材は、全て遠方から運ばれてきたものだそうです。大変な労力をかけて建てられたのですね!

Qutb Minar(クトゥブ・ミナール)は世界一高い石塔で、高さは72.5mあるそうです。

観光ツアーの途中で立ち寄ったスパイス・マーケット。山盛りのレーズンが美味しそうです。日本では高価なサフラン等のスパイス、お土産に良さそうですね。現地にいたときに気がつけば良かったとちょっぴり後悔・・・。

インドと言えば毎日カレーなのは想像通りでしたが、豆や野菜に茸類、牛乳豆腐や鶏肉等、素材や味のバリエーションが豊かで、全く食べ飽きませんでした。幸い滞在中お腹を壊すこともありませんでした。生水は勿論避けましたが、ホテルの朝食バイキングや清潔感のあるレストランで出てきた生野菜は大丈夫でした。ここ数年で随分衛生状態が良くなっていると耳にしました。写真は現地の方に連れて行って貰ったバイキング形式のレストラン。従業員はビニールのキャップを被っており、水も目の前でペットボトルから注いでくれて、清潔感をアピールしていました。

インド料理は辛くて油っぽいイメージがありましたが、ちょっと高級感のあるお洒落なお店で出てくる料理は意外としつこくなく、幾種類ものスパイスが複雑に絡み合い、味に奥行きを出していました。辛さもマイルドで、食べやすかったです。

インドでは日本のように街中がクリスマスムードに溢れていることはありませんでしたが、ホテルは別。

豪華な内装のデザイナーズホテルを探検していると、とてもインドにいるとは思えません。

Old Delhiのマーケットで垣間見た庶民の生活と、New Delhiの高級ホテルや清潔でお洒落なレストランが同居するインド。束の間の滞在でしたが、この国の多様性をかつての日本のような一億総中流に集約して貧富の差を解消することは非常に困難だろうなと思いました。

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2 Comments

  1. しばらくブログの更新がなかったのは、インドに行かれていたんですね。
    私も去年の夏にツアーですがインドに行きました(夏の方が安く、高級ホテルに泊まれるので)。デリーやアグラだけでなく、アジャンタやエローラの石窟寺院にも行きたかったので、それが入ったツアーに参加しました。
    ツアー参加者が7人、それに日本からの添乗員さん、現地のガイドさんがいる贅沢なツアーでした。ホテルはタージ系のホテルだったので、
    インド料理3食がきつい時には朝に西欧風の食事もできました。
    朝も夕もバイキング形式でよかったです。
    基本的にはインドの香辛料たっぷりで野菜がたくさん食べられるお料理が
    好きですが、ずっと食べ続けると胃がやられそうです。(実際、ツアー仲間でインド料理が大好きでずっと食べ続けて最後の方にダウンした人がいました)調整しながらがいいですね。
    インドは本当にエキサイティングな国で、普通なら金持ちと貧しい人のエリアがわりとはっきり別れていますが、かなり混ざっています。人だけでなく、人と牛も(笑)幹線道路に牛がのんびり歩いていたりします。
    カーストによって職業が細かく別れているのも感じました。役割分担が普通ではありません。インドは一言で言うと「混沌」の国と言えるのではないでしょうか。とてもおもしろい体験でした。

    • Märzさん、遅くなりましたがあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

      Märzさんとインドネタでお話出来るとはびっくりです(笑)。インドは暑いと思い込んでいましたが、12月のデリーは朝晩はコートが必要な寒さ、昼間は長袖1枚でOKという振れ幅の大きい気温でした。夏はさぞ暑いでしょうね! 暑さに弱い私は想像しただけで倒れそうです(苦笑)。インド料理はもっと香辛料がきついと思っていましたが、全く問題なかったです。バイキングではベジタリアンとノンベジがはっきり分かれているのがインドらしかったです。ベジタリアンと言っても、豆や牛乳豆腐など食べ応えのある素材のおかげで、十分満足感が得られますね。すっかりはまってしまいました。ホテルのレストランで頂いたチャイも、シナモンの利かせ方がとても上品で、心に残る味でした。振り返ると食の思い出ばかりのような気もしますが(笑)、行って良かったです。残念ながら牛が歩いているところは見られませんでした。また機会があればアグラなども訪ねてみたいものです。

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