Michael Kunze及びSylvester Levay両御大によるドイツ語圏ミュージカル最大のヒット作”Elisabeth”が、Wien(ウィーン)のTheater an der Wienで世界初演を迎えたのは1992年のことでした。作品誕生から20年を経て、Raimund Theaterに場所を移して2012年9月に始まった再々演版は、公演回数380回を超え、412,000人以上の観客を動員しました。多くのミュージカルファンに愛された再々演版”Elisabeth”は、惜しまれつつも2014年2月1日に大千秋楽を迎えました。Vereinigte Bühnen Wien(VBW、ウィーン劇場協会)のニュースに大千秋楽のカーテンコールの写真とレポートが掲載されています。万雷の拍手の中、観客席のファンから出演者達に”Ich gehör nur mir”(私だけに)の替え歌がプレゼントされるというサプライズがあったそうです。
大千秋楽にはKunze、Levay両御大を始め、初演版Lucheni役のEthan Freeman、初演から2年後にPia DouwesからElisabeth役を引き継ぎ、1000回以上もElisabethを演じたMaya Hakvoortも駆けつけました。再々演版に出演したAnnemieke van Dam(Elisabeth)、Mark Seibert(Der Tod)、Kurosch Abbasi(Lucheni)、Lukas Perman(Rudolf)ら多くのキャストが、それぞれのFacebookで感謝の念を述べています。LukasはファンからRudolfの扮装写真が印刷されたケーキを貰ったそうです。
Wienから”Elisabeth”が去ってしまうのは悲しいですが、きっとまたいつか時は巡ってくることでしょう。次に上演されるとしたら、30周年でしょうか? その前に是非また”Elisabeth”縁のキャスト達に来日して貰いたいです!
Leave a Reply