週末はWien(ウィーン)からスイス・St. Gallen(ザンクト・ガレン)への駆け足旅行。Zürich(チューリッヒ)までは飛行機で1時間、空港駅からSt. Gallenまでは直通列車で1時間と、感覚的には大阪〜東京の観劇旅行に近いです。
スイスといえばチーズフォンデュ。ドイツの友人お勧めの店は、昼遅めはガラガラでしたが、夕方は予約した方が良いようです。フォンデュはパンの量が多いので、2人で一人前をシェアするのがお勧め。写真のフォンデュとパン、サラダはどれも一人前です。修道院前のショコラティエのホットチョコレートも美味です。
アーサー王伝説を題材にしたFrank Wildhornの新作ミュージカル”Artus – Excalibur”は、様々なエピソードを詰め込み過ぎな感がありました。全体的に展開が早く、表面的な話になってしまっていたのが残念。何処かエピソードを絞った方が登場人物の心情も追いやすいのにと思いました。キャストはさすがに前評判通りの豪華さ。タイトルロールのPatrick Stankeは、かなり身体を絞っていました。美声に加えて、三銃士で鍛えた剣の腕前も披露してくれます。Lancelot役のMark Seibertとの活劇シーンは、二人とも背が同じくらい高く動きが華麗で、格好良さに見とれてしまいました。魔術師Merlin役のThomas Borchertもこれまた背が高く、緑の衣装が似合っており、威厳ある声が雷のように響いていました。初の悪役に挑んだSabrina Weckerlin、Artusの姉Morganaの存在感は主役以上。迫力ある歌声と目力、蛇のように這う指、セクシーな緑のドレスのスリットから繰り出される脚と裾捌きのキレの良さ、とにかく彼女には目を奪われました。王妃Guinevere役のAnnemieke van Damは相変わらずの美しさと細さ。細身の金や青のドレスが彼女のスタイルの良さを一層引き立てていました。
曲はケルト風のメインテーマは耳に残りましたが、後はそれほどこれだという曲はないように思いました。時々”Jekyll & Hyde”を思わせる部分があったものの、全体的にはあまりWildhorn節っぽくない曲が多かったように感じました。またCDで復習しようと思います。なお劇場ではCDは25CHFで販売されていました。Wienで買った方が安いです。パンフレットは7CHF、現金のみです。
翌日駅でSabrinaを見かけるというおまけもあったSt. Gallenへの小旅行、夜から雨になったものの、日中は穏やかな天気に恵まれ、春のスイスの景色も楽しめました。
観劇記、ありがとうございます。
元気だったら絶対見たいという"Der Besuch der Alten Dame" と"Artus – Excalibur"をご覧になったということで、とってもうらやましいです。
今はspaさんのブログでその雰囲気だけでも味あわせていただきます。
CDをAmazonで注文しましたが、Der Besuch…だけは発売が遅れているようで、4月末に他に注文したものが届きました。Artusも来ました。
昨日、外泊を許されて一時帰宅し、ようやく聞くことができます!
病院では時間があったので、ストーリーなどをのドイツ語を読んでいました。Sabrina Weckerlinの悪役がとても楽しみです。
ipodにいれて聞けるようにして戻ります。
Artusはドイツ・アマゾンで買うと免税になるので15.12ユーロ(予約時点)。予約販売には最低価格保障が付いていて、発送までに値段が下がったら安い方の価格にしてくれるという親切さです。といっても予約価格の方が安いようですが。CDの価格は頻繁に変わるようなので、安いと思ったら買った方がいいのかなと思いました。Der Besuch…の方も予約価格は15.51ユーロ(免税で)で、完全録音版でこの価格かとビックリしました。
送料は7.51ユーロかかりますが、向こうの事情で分割されて送ってきても同じ値段なので、今回、クラシックもあわせて5つのアルバムを購入しましたが、1枚あたり1.5ユーロぐらいなので、税よりも安いです。
これだと現地で購入するよりも、もしかしたら安いのではないでしょうか?
現地に飛んでいけるようになるまでは、spaさんのブログでドイツ語ミュージカルの雰囲気を感じたいと思いますので、よろしくお願いします!
Märzさん、帰宅中の貴重なお時間でコメント下さり、ありがとうございます。CDと併せて実際の舞台を想像して頂けると嬉しいです。私のつたないレポートが少しでも闘病生活の慰めになることを心から願っております。
ドイツのAmazon、免税になるなら数枚まとめて購入すれば、送料を考えても確かにお得ですね。良い情報をありがとうございました。ちなみにArtusはSATURNで17.99 EURでした。ウィーンでも日本同様CDの店頭販売はどんどん縮小されているようで、新譜やElisabethのような定番物はありますが、旧譜を探すのは今やかなり困難です。色々買うなら免税販売してくれる通販サイトでの購入が良いでしょうね。CDにこだわらなければ、ダウンロード販売も選択肢に入りますね。"Der Besuch der alten Dame"は残念ながら発売日延期のため購入出来なかったので、これから入手方法を検討します。向こうは2枚組でも1枚物とあまり変わらない値段がつけられていることが多いです。日本では全曲録音盤だと4000~5000円くらいしますよね。輸入盤の2枚組CDは海外通販の方が絶対にお得です。
まだ整理が追いついていないのですが、旅行記とミュージカル情報、頑張ってアップしようと思っていますので、お待ち下さいね。