2016年5月の旅で訪れたドイツ・Hamburg(ハンブルク)。夜は観劇でディナーは無理なので、せめて一度は素敵ランチをと思ったところ、劇場から遠くないところにTripAdvisorでハンブルクのレストラン1位(訪問当時)に輝くPhilipps Restaurantを見つけました。
Operettenhausの最寄り駅St. Pauli(ザンクト・パウリ)から一駅の地下鉄U3Feldstraße(フェルトシュトラーセ)駅から徒歩3分、裏通りに面した半地下のお店に辿り着いたのは開店15分前。誰も待っていませんでした。予約はしていませんでしたが、平日のランチは問題なしのよう。入口脇にはカウンターがあり、狭い室内にはテーブルが数個ですぐ満席になりそうに思いましたが、案内された奥の部屋は意外に広かったです。但し奥の部屋には携帯の電波が入らず、途中でカウンターに移動するビジネスマン達もいました。
室内は白壁に白いテーブルと黒い椅子というシンプルモダンな印象。春らしくピンクのチューリップが白地に青い模様の花瓶に挿してありました。チューリップと紫がかったピンクのナプキンの色が揃えてあるのが何ともお洒落です。スタッフは全体的に若かったです。
ランチメニューはローストビーフのフライドポテト・オランデーズソース・サラダ添え(10.50 EUR)、シュパーゲルのタルト、トマトとオリーブのサラダ添え(8.50 EUR)、ツナのクリームソースペンネ(8 EUR)、スプラウトと卵、コリアンダー入りの春雨スープ(6 EUR)。アラカルトメニューもあったので、丁度シュパーゲルの季節だったこともあり、ついつい王道メニューのシュパーゲルのジャガイモ添えとヴィーナーシュニッツェルを頼んでしまいました。ワインはランチサービスの白ワイン、Weißburgunder Chardonnay(ヴァイスブルグンダー シャルドネ)。
最初に運ばれてきたパンは穀物系でしっかりした味でした。
付け合わせ4種類の内訳はオリーブオイル、海塩、刻んだ紫色のエシャロットとアサツキが入ったクヴァーク、そして何やらマーブル模様のバター。
このバターは食べてびっくり、マーブル模様の正体は紅ショウガとワカメでした! どちらもバターに合わせるとは考えたこともない和食材。味はまあ乙な味という感じでしたが、自由な発想に驚きました。オリーブオイルも上等で美味しかったですが、個人的にはクヴァークが一番気に入りました。
お次はシュパーゲルのクリームスープ。シュパーゲルの固形の身も入っていました。軽く泡立ててあるのが上品です。
メインは茹でたシュパーゲルと仔牛のヴィーナーシュニッツェル。ハンブルクに来てシュニッツェルというのも何ですが・・・。シュパーゲルにはハムやシュニッツェルを合わせて頼むのが一般的です。オランデーズソースか溶かしバターソースを選べたので、定番のオランデーズソースにしました。
お味の方は普通に美味しかったです。もっと独創的なアレンジがされているのかと思いましたが、定番メニューは冒険なし。これならランチメニューでシュパーゲルのタルトを頼んだ方が面白そうだったし、お財布にも優しかったなとちょっと後悔しました。
“Aladdin”上演中のStage Theater Neue Floraからも車で10分ほどと近いからか、隣のテーブルにはStage Entertainmentの関係者らしき男性3人が。会話の内容は不明でしたが、”Tanz der Vampire”と聞こえて来たので、何を話しているのかとても気になりました。
12時半を過ぎると殆どのテーブルが埋まる人気店、またハンブルクに行くことがあれば再訪したいです。
Philipps Restaurant
Turnerstr. 9, 20357 Hamburg
Germany
Tel: +49 4063735108
http://www.philipps.restaurant/
火~土 12:00~14:30及び18:00~22:00
夏期休業(2016年は8月1~22日)
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